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　九州地方整備局鹿児島国道事務所は、国道３号鹿児島東西道路の整備を進めている。田上高架橋は上部工の発注に向け一般競争入札の実施要領を公告。また、中洲通作業エリアでは、防音ハウス内の設備設置やシールドマシンの据え付け調整等が進行中で掘削に向けた準備を行っている。
　田上高架橋は、本線と東西トンネル下り線（仮称）を直接連結。甲南ＩＣまでシールドトンネルが完成すると、武岡トンネルが対面通行の２車線に戻り、建部神社前交差点と田上交差点を結ぶ周辺一帯の生活道路として機能する。
　発注手続きに入ったのは、プレテンション方式でＰＣ単純Ｔ桁橋（Ｐ７〜Ｐ９）とＰＣ中空床板橋（Ｐ９〜Ａ２）を整備する案件。申請書と資料等の提出期間は19日正午、入札書は７月19日正午が提出期限で開札は同24日午後２時30分から。工期は２０２４年３月15日まで。
　シールドマシンでの掘削に向けた準備は、地上設備が９月中旬、機械の据え付け調整は７月中旬、東雲川調整池では作業台の組み立てが８月上旬、トンネル掘削部（田上）は支障物移設等を同中旬までに実施。据え付け調整作業は、道路勾配に合わせて約５度傾ける作業を行う。
　また、曙陸橋北側側道エリアのＪＲ軌道補強は９月末、歩道橋の階段撤去は６月末、本体撤去準備（架台組立外）は7月中旬の完了を見込む。