滋賀県は13日、県庁で「しがの公園魅力向上推進会議」(議長・黒澤伸行土木交通部技監)の第1回委員会を開催、「水と緑と人でつながるしがの公園“THEシガパーク(仮称)”」の実現を目指して検討を開始した。
委員会は、黒澤技監のほか、文化スポーツ部・琵琶湖環境部・健康医療福祉部・商工観光部・土木交通部の課長・室長クラス8委員で構成、各部局の横断的な連携により、都市公園や自然公園などの種別、所管を超えて県内公園の魅力向上を目指す。事務局は都市計画課公園魅力向上推進室。
第1回委員会に参加した三日月知事は「世界一魅力的な公園をつくりたい。琵琶湖を中心にこんな良い環境の場所は国内にも他の国にも無い。全ての世代にやさしい公園にしたい。特にトイレは世界一きれいにしたい。四季にこだわって四季折々の草花や虫、鳥たちの公園をつくりたい。2030年をターゲットに良くなっている姿をイメージしてやりたい」と述べ、意見を求めた。
委員からは「県民が誇りに感じている県の公園の魅力を外に伝えたい」「県内の公園にはいろいろな特色がある。それぞれの強味をだしてつくりたい」などの意見がだされた。
同推進会議では、委員会の下部に、係長・担当者レベルで構成する連絡員会、連絡員・担当者・その他で構成する作業部会(連携協働部会、施設整備部会、広報アピール部会)を設置、今年度に、公園間・庁内・民間連携事業の評価と次年度以降の実施方針の決定、次年度以降の各公園施設整備計画等のロードマップの作成、ホームページ・パンフレットの作成等に取り組む。
県の公園は、都市計画課の▽湖岸緑地(都市公園)157・59f▽びわこ文化公園43・2f▽びわこ地球市民の森42・5f▽奥びわスポーツの森21・3f▽春日山公園23・4f▽尾花川公園1・05f、文化芸術振興課の▽希望が丘文化公園416f、スポーツ課の▽彦根総合スポーツ公園21・8f、下水道課の▽矢橋帰帆公園約18・2f、森林政策課の▽近江富士花緑公園52・2f、自然環境保全課の▽園地および自然歩道等(うち岡山園地9・3f、新旭浜園地13・3f)、子ども・青少年局の▽滋賀県立びわ湖こどもの国約8・39f、モノづくり振興課の▽滋賀県立陶芸の森約40f−。