福島建設工業新聞社
2023/06/13
【福島】基礎調査で公募/広域道路構想3路線在り方検討へ
福島県土木部は、「新広域道路交通計画」(2021年6月策定)における広域道路ネットワークの構想路線3路線について、復興、地方創生に期待される効果や、道路規格を含めた路線の在り方を検討する。現況調査など基礎資料の作成で13日、「広域道路基礎調査業務委託(道改・調査)」として公募型プロポーザルを公告した。対象路線は@あぶくま横断道路A水戸・郡山広域都市圏連絡道路Bつくば・八溝縦貫・白河道路(いずれも仮称)。このうちあぶくま横断道路については代替案の設定比較や道路構造、規格等の検討も行う。
対象者は県資格「土木設計」登録で、建設コンサルタント登録規定「道路」「都市および地方計画」両部門登録など。設計共同体(2者以内)の参加も認める。資格確認を含む技術提案提出期限7月6日。技術提案の特定テーマは@状況整理の分析結果および検討対象路線の役割や効果を県民に分かりやすく表現するための視点と手法の提案Aあぶくま横断道路について、広域的な視点での現況および将来計画を整理し、交通需要等を精度よく推計するための手法の提案−とする。
審査は2段階。技術提案書による1次審査で上位3〜5者をヒアリング要請者に選定。7月12日に2次審査(ヒアリング)を行う。参考業務規模2000万円程度。履行期限2024年3月22日。