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北陸工業新聞社
2023/06/13

【新潟】候補検討地は胎内市船戸/新発田広域の新最終処分場/二階堂新発田市長

 新発田地域広域事務組合(管理者・二階堂馨新発田市長)の新たな一般廃棄物最終処分場候補地として、胎内市船戸集落を検討地としていることが12日、分かった。
 同日開会の新発田市議会6月定例会で、二階堂市長が報告したもの。
 この中で、二階堂市長は「(基本構想で)必要な埋立容量の確保や、処分場として適切かなど候補地となり得るか調査する」と説明した。ここは日本海東北自動車道建設時の土取場の跡地となっていた。なお隣接の貝屋および小国谷、下坂町集落や、胎内市の船戸、つつじが丘集落の住民説明会を行っているとした上で、「(最終処分場の建設は)地域住民の関心が非常に高いことから、今後とも、胎内市と足並みを揃え、十分な意思疎通を図って、事業を進めていきたい」との考えを示した。
 計画によると、「新発田広域エコパーク」(2001年稼働、容量19万7700立方メートル、能力100立方メートル/日、新発田市金津地内)は、1月末現在で埋立率が71%を超え、26年3月には現処分場での埋立終了が見込まれており、次期最終処分場整備が不可欠。また、聖籠町からの要望を踏まえ、29年度から共同処理の供用開始を目指す。建設工事・監理は27年度から2カ年を予定。概算事業費は46億8332万円、このうち建設工事に42億9990万円を見込んでいる。用地費に3360万円、環境影響評価に4940万円、測量・設計他が3億42万円。整備スケジュールは、24年度に循環型地域計画策定および用地取得に入り、25年度から2カ年で環境影響評価と基本・実施設計に着手する。
 基本構想策定業務は、パシフィックコンサルタンツが担当し、履行期間は24年3月31日まで。

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