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　石井町・神山町で組織する名西消防組合は、デザインビルド（ＤＢ）方式を採用して建て替える「消防本部・石井消防署新庁舎整備事業」について、要求水準書（仕様書）の作成などＤＢ事業者選定アドバイザリー業務の委託先を地域経済研究所（大阪市中央区）に決め着手した。仕様書を８月上旬までにまとめる方針で、順調にいけば９月末までに事業者選定の一般競争入札を公告する。業務は５日に一般競争入札を実施。入札参加者は１社のみで落札額は１６２６万円だった。
　新庁舎の規模は約２５００平方�bを想定。建設予定地は現庁舎（石井町高川原66ノ５他）を含む東隣で、敷地面積は約４０００平方�b（現況は水田）。２０２６年度中の完成を目指している。
　現庁舎は鉄筋コンクリート造２階建て延べ７３２平方�b（１９７９年４月完成）。これまで仮眠室や通信室、救急隊室の増築や軽微な耐震工事を行っているが、建物本体の老朽化や設備の不具合に加え、消防・救急車両の大型化などもあり、施設、駐車スペースなどの狭隘（きょうあい）化に対応するため新たな施設を建設する。
提供：建通新聞社