香川県は、見直し手続き中の県総合計画の素案に、堤防や下水道幹線管渠の耐震化、県管理河川の整備率などの数値目標を盛り込んだ。今後、6月の県議会定例会に素案を示して意見を集め、パブリックコメントなどを経て9月の県議会定例会に最終案を提案する。見直し後の計画期間は2025年度まで。
総合計画の基本方針に沿って、「防災・減災社会の構築」「安心して暮らせる水循環社会の確立」など26の施策体系をつくり、135の数値目標を掲げた。建設関連では、「河川整備計画に基づき河川整備を行っている県管理河川の整備率を25年度に73・8%にする」、「県管理の公共土木施設の補修箇所数を25年度に503施設とする」などの目標を設定した。
サンポート高松地区での安全で快適な歩行空間整備(プロムナード化)や、高松港玉藻地区での11万d級の大型クルーズ客船を受け入れられるようにする施設整備も進める計画だ。
県庁で開いた第2回有識者懇談会で素案を示した。見直し後のタイトルは「『みんなでつくる人生100年時代のフロンティア県・香川』実現計画」。基本方針には「安全安心で住みたくなる香川をつくる(県民100万人計画)」「活力に満ち挑戦できる香川をつくる(デジタル田園都市100計画)」「多くの人が行き交い訪れたくなる香川をつくる(にぎわい100計画)」の3本柱を据えた。
提供:建通新聞社