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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/06/13

【埼玉】埼玉県建設業協会青年経営者部会/23年度通常総会を開催/新たな部会長に田部井俊一氏を選出

 埼玉県建設業協会青年経営者部会は8日、2023年度通常総会をさいたま市内のベルヴィ大宮サンパレスで開き、任期満了に伴う役員改選では、新たな部会長に田部井俊一氏(田部井建設社長)を選出した。
 総会後に来賓を招いて開かれた懇親会であいさつに立った田部井部会長は「責任の重さをひしひしと感じており、身の引き締まる思い」と就任の心境を述べた。続けて「コロナウィルス感染症のカテゴリーも5類に移行し、青年経営者部会の事業も通常通り活発化していきたいと思っている」との方向性を示した。また田部井部会長は、「建設業を取り巻く環境が大きく変化する中、部会の設立目的の趣旨は変わらず諸先輩方が継承されていると実感している。会員の皆さまが有益な情報交換をしたり、埼玉県や国との意見交換、勉強できる場になっている。今後も変化する時代に対応すべく、タイムリーな研修事業、親睦事業を深め、中身の濃い事業を推進していきたい。会員皆さんが切磋琢磨し、各自が成長し各社が発展する機会として、部会活動に積極的に参加してほしい」と決意を新たにした。
 来賓には県土整備部の金子勉部長、関東地方整備局大宮国道事務所の中州啓太所長、埼玉県建設業協会の小川貢三郎会長らがそれぞれ祝辞を贈り、田部井部会長就任を祝った。
 前部会長の吉川祐介氏は「部会長だった2年間はコロナに悩まされたが、その中で皆さんとお会いする機会を作った。田部井さんとバトンタッチするが、皆さまにはサポートしてほしい」と呼び掛けた。
 承認された議案のうち、規約の一部改正は、53歳としていた会員の制限年齢について「本人が希望すれば55歳まで延長することができる」とした。
 事業計画では「真の技術力と経営力を有する優れた地元企業として、地域社会に貢献していく」ことを明記。具体的な活動として▽建設業の経営力強化についての研究▽経営者としての視野を深め、資質を高めるための講演会・研修会、各種視察▽関連団体との交流会と情報交換会――を位置付けた。
 役員改選のうち新たに選出されたのは、田部井部会長のほか、参与の富田俊介氏(とだか建設)、副部会長の片山雄一郎氏(カタヤマ)、楢ア亘氏(伊田テクノス)、中島也一氏(池中建設)の3人。幹事の門脇淳氏(埼玉測機社)、今給黎宣成氏(イマギイレ)、中村義弘氏(草加建設)の3人。会計の時田雄輔氏(時田工務店)がそれぞれ就任した。
 総会後には、県土整備部の金子勉部長が埼玉県の建設行政について講演。終了後には質疑応答も行われ、会員は県建設行政について理解を深めた。