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建通新聞社(神奈川)
2023/06/12

【神奈川】川崎市 入江崎クリーンC建設工事を公告

 川崎市は、移転・更新する入江崎クリーンセンターを設計・施行一括方式(DB方式)で整備する。WTO対象の総合評価一般競争入札を公告。入札参加の申し込みを6月21日まで、算定資料などの提出を8月18日まで、入札書の提出を9月22日まで受け付ける。11月27日に開札し、12月5日に落札者を決定する予定だ。2024年3月議会の承認を経て本契約を結ぶ。履行期限は28年3月31日まで。
 23・24年度の川崎市工事請負有資格者名簿に業種「清掃施設」種目「ごみ・し尿処理施設」で登録されていること、清掃施設工事業の特定建設業許可を受けていることが入札参加の条件となる。ただし、下請け契約の請負代金の合計が4500万円(建築一式の場合は7000万円)を下回り、下請け契約に関する誓約書を提出する場合は一般建設業の許可でも参加できる。
 この他、08年度以降に国や地方公共団体が設計・施行一括方式で発注したし尿受け入れ施設、し尿処理施設、汚泥再生処理センターいずれかの新築工事を元請けで完工した実績なども求める。
 新入江崎クリーンセンターの建設予定地は塩浜中公園と隣接する入江崎水処理センターの一部敷地で、面積は約7270平方b。処理方式は既存施設と同様の前処理・希釈方式で、1日当たりの処理能力は182`gを想定している。
 土木・建築工事ではし尿受け入れ施設の仮設、躯体、内外装などの工事、機械設備工事では受け入れ・前処理設備、希釈・圧送設備などの工事、電気設備工事では受変電設備や接地設備などの工事を行う。付帯工事では土壌汚染対策工事の他、場内道路や植栽なども整備する。
 現在の入江崎クリーンセンターの規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ2327平方b。完成から45年以上が経過し老朽化が進んでいることから、塩浜中公園の敷地を活用して移転更新する。
 既存の入江崎クリーンセンターの跡地は、隣接する入江崎公園、稼働を休止した旧汚泥焼却施設がある敷地と一体的に整備し、憩い・交流機能の導入を目指す。
 新入江崎クリーンセンターの建設地は川崎区塩浜3ノ21ノ4、21ノ1の一部、24ノ99。既存の同センターの所在地は川崎区塩浜3ノ14ノ1。

提供:建通新聞社