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　大仙市温泉施設対策室は、中里温泉の改築に関し、６月補正予算案に工事費の２カ年継続費８億6,380万2,000円（年割額：５年度6,240万円、６年度８億139万8,000円）を提案した。工事は建築、機械設備、電気設備の３工種分割で公告予定。順調に進めば９月議会で契約承認し、秋頃に着工。６年11月の本体完成、７年４月のグランドオープンを目指す。

　中里温泉は、就業改善センター、南部コミュニティセンター、ふるさと館で構成された、延べ床面積計2,635�uの施設。昭和50年のオープンから50年近くが経過し、建物や各設備の経年劣化が進んでいるほか、地域の人口や施設利用者が年々減少傾向にあることから、コンパクト化してランニングコストを抑える。

　工事では、ふるさと館（674.14�u）を改修するほか、450�u程度の増築を行う予定で、増築後の施設は1,133�u規模。浴槽は男女それぞれに、浴室内に２つ、露天風呂１つを設置。また、男女のサウナ室に、自動でサウナストーンへ一定の間隔で一定の量を水を注ぐ「オートロウリュ」を設置する。また、就業改善センターと南部コミュニティセンター（計1,880.29�u）、ふるさと館の一部渡り廊下（25�u）は解体する予定で、跡地は駐車場（90〜95台規模）として整備する。基本・実施設計は青島裕之建築設計室でまとめた。



提供：秋田建設工業新聞社