米子市は同市河崎で予定する市営河崎住宅50R1棟の長寿命化工事で、建築主体工事について、7月下旬〜8月上旬ごろの公募型指名競争入札による公告で調整する。概算工事費は、2社JV案件に該当する3億3000万円。10月の着工に向け、9月に開札、9月定例市議会で工事請負契約の締結案を諮るスケジュールで準備する。
工事内容は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ床面積約1330平方b(24戸)の改修で、外壁クラック、浮き、露筋、欠損部の補修や窓周りのシーリング打ち替え、窓開口部の断熱化など。中央部にエレベーターの新設を計画しており、これに伴い延べ床面積約370平方bの開放廊下を増設する。
設備工事は、機械は給排水衛生、空調換気、給湯設備のそれぞれを更新。電気は電灯、通信、火災報知設備の更新を計画する。
設備の概算工事費は機械が7000万円、電気6000万円。それぞれ管工事A級、電気工事A級を対象に発注する。建築主体を含め、いずれも工期は12カ月を見込む。市によると、居住者は着工までに別の住宅に移ってもらう。
改修は、居住性や福祉機能の向上、住民の安全性確保などを目的に計画。実施設計は、建築主体が羽子田設計事務所、設備はティビィエムが担当した。
日刊建設工業新聞