県鳥取県土整備事務所は、県の6月補正予算に公共事業費40億4900万円を要求する。補正後の同事務所の今年度予算総額は85億0600万円となる。
補正後の予算は前年度5月補正後の予算(99億6000万円)に比べ15%減となる。補正予算を事業別で見ると▼道路・街路24億6700万円▼河川9億8970万円▼砂防・治山5億9283万円―。
主な補正事業は、橋梁補修・耐震補強に5億4165万円を補正。管内48橋(和奈見橋、海士橋、有富橋、松原橋、長谷橋など)の補修完成を目指す。現時点で発注済みの徳尾大橋、大宮橋、14日公告の中河原橋を除き、工事は土木A級7件、土木B級5件、塗装6件を計画。上半期中の発注となりそうだ。
鳥取鹿野倉吉線・高住〜良田工区改良には3億円余りを充て、線形改良やアンカー工事などを促進する。網代港岩美停車場線・田後工区改良は1億3900万円を補正し、橋梁上部工に着手。早ければ7月にも本庁から発注する。
野坂川改修(鳥取市南安長)には8000万円を追加し、安長橋〜安徳橋区間の左岸護岸工などを促進する。工事は7〜8月ごろ発注となる見込み。浜村川改修(同市鹿野町)は1億2100万円を充て、道の駅上流左岸の護岸工に引き続き取り掛かる。
砂防関係では見生寺谷川(同市青谷町)の堰堤整備に4000万円を補正。当初予算と合わせて、7月にも工事を土木A級向けに発注する(概算工事費9000万円)。
治山は露谷地区(同市青谷町)に2750万円、浦富地区(岩美町)に2500万円を追加し、詳細設計などを進める。
日刊建設工業新聞