新潟県下水道維持改築協会(五十嵐豊理事長)の2023年度定時総会が7日、新潟市中央区で開かれ、任期満了に伴う役員改選では五十嵐理事長を再任した。
五十嵐理事長は一般社団法人になり14年目を迎えるとし、「社会環境が大きく変化。地球温暖化や多発する自然災害、SDGs(持続可能な開発目標)など求められる課題が多岐にわたる。社会的な貢献が各会員のメリットにならなくてはならないと痛感している」と話し、さらなる技術向上に向けて協力を求めた。
議事では22年度事業報告、決算報告および監査報告、23年度事業計画など5議案を原案通り承認した。23年度計画をみると、関係行政機関等に対する協会事業のPR活動と情報収集をはじめ、管路更生工法等の研修会、汚水処理施設の広域化・共同化計画に関する情報収集、県や新潟市との防災協定、防災訓練への参加、新潟市との災害協定に関する活動(防災・豪雨関係=市下水道BCP訓練、路線巡回訓練、信濃川水位観測・ゲート操作=現地調査、点検訓練)に積極的に取り組む方針が示された。また、22年度(長岡会場)に過去最高の来場者約1400人を記録した「下水道の日」(主催・県、新潟県下水道公社)イベントが新潟市内で行われることから積極的な参加を呼び掛けた。