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　富山県ニューレスプ協会（田中洋一郎会長）は７日、富山市の富山県民会館で、２０２３年度通常総会を開いた。
　同協会は１７年の設立以降、活発に活動を展開してきたが、コロナ禍の３年は書面投票で総会を行ったほか、主な行事を中止。対面による通常総会は４年ぶりとなる。事務局は、日特建設富山営業所内に置く。
　この日は会員１２社のうち、８社（ほか委任状４社）が出席。開会にあたり、田中会長が、「コロナも５類相当になり、今後はしっかりと発注者へＰＲ活動を行い、皆さんの仕事になるよう頑張りたい。幸いニューレスプ工法で施工している当社の現場がある。研修等に利用してもらい、今後の展開につなげていきたい」とあいさつした。
　議事では、２２年度事業報告と収支決算、２３年度事業計画および収支予算を審議し、いずれも原案通り承認した。
　２３年度の事業計画では、７月と９月に発注者とコンサルタントへのＰＲ活動をそれぞれ行うほか、８月に発注者およびコンサルタントへの技術説明会を実施。１０月には現場研修会も開くことにしている。
　ニューレスプ工法は、既設モルタル・コンクリート吹付面を、はつり取らずに有機繊維補強モルタルで、のり面の耐久性を向上させるもの。通常より工事の安全性が向上し、産業廃棄物処分も削減。環境に優しい工法であり、第１８回「国土技術開発賞　創意開発技術賞」を受賞しており、ＮＥＴＩＳの活用促進技術にも登録されている。