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　能美市は８日、来丸町地内「（仮称）市役所本庁舎エネルギー棟基本・実施設計業務委託」を開札した結果、１９５０万円で浦建築研究所に落札した。
　本庁舎の地下にある自家発電機やキュービクルなどの電源設備については１９９９（平成１１）年に設置。耐用年数を迎え、更新時期となっている。これに加え、大雨などに伴う浸水被害を受けた場合、使用できなくなる恐れがあることから地上に移設して入れ替えたい考えだ。
　地下にある既存施設の規模は５００平方メートル程度だが、新たなエネルギー棟の建設規模や整備場所などは今後の設計の中で詰めていく。内部にはポンプ室のほか、会議室などの有無も検討していくという。今回の委託内容は、エネルギー棟の基本・実施設計業務一式。委託期間は２４年２月２９日まで。予定価格は２０６２万円。
　昨年８月の記録的な豪雨や同１２月の大雪など近年は大規模な災害が増えている。大雨時における河川氾濫などを見据え、市は安全な場所で非常用発電設備などを一新し、防災対応力を強化することにした。