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日刊建設タイムズ社
2023/06/09

【千葉】併設道の駅に暗雲/老朽化対策検討を継続/柏市

 柏市は、2022年度に実施した「公設総合地方卸売市場内の併設道の駅可能性調査」に関し、駐車スペースなどの施設規模の不足や著しい老朽化を理由として「併設道の駅の整備は難しい」との見解を示した。併設道の駅整備に課題が多いことを踏まえ、場内事業者など関係者と協議を引き続き行い、施設整備の方向性を検討していく。また、老朽化対応には多大な財政負担が生じるため、持続可能な運営の実現に向け、民間のノウハウ・資金の活用や施設の集約化といった整備の方向性を検討する方針。
 可能性調査は、三井共同建設コンサルタント・流通研究所共同企業体が実施。環境の変化や求められる機能といった前提条件の整理、先進事例の収集・分析、場内事業者に対する意向調査、市民に対する意識調査・ワークショップなどを行った。
 意向調査などでは、卸売業者から荷さばき・コールドチェーンといった物流関連の整備、関係者から小売り施設の整備、市民から物販スペースの設置などを求める意見が出た。
 公設総合地方卸売市場は、若柴69―1に所在。敷地面積は約8ha。
 主な建物は▽水産棟1・2=S造およびSRC造2階建て、延べ床面積9404u、1971年10月完成▽関連食品棟本体=RC造2階建て、延べ床面積7567u、77年6月完成▽関連食品棟(通路屋根部)=S造2階建て、延べ床面積2254u、89年9月完成▽管理棟=S造2階建て、延べ床面積1407u、71年10月完成▽冷蔵庫棟=S造平屋建て、床面積1378u、93年11月完成▽花き棟=S造平屋建て、床面積1215u、2018年3月完成▽青果棟=S造平屋建て、床面積6800u、1971年10月完成。k_times_comをフォローしましょう
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