日本道路建設業協会北陸支部(海野正美支部長)は6日、第58回定時総会を新潟市中央区で開き、安全安心な生活を支えることを使命に、基本インフラの道路整備を通じて、社会貢献することを誓った。
会に先立ち、海野支部長は、国の防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に大きな期待を寄せた上で、「万全な施工体制で応えるのが重要。頻発化する自然災害には3つのブロックが緊急要請に備え、危機管理に努めていく」と協力を求めた。加えて、2023年度から中学生対象の出前授業を新たに行うとし「ものづくりの楽しさ、暮らし、地域を支える仕事を理解していただきたい」と強調。10年からの社会貢献活動の一環で行われていた道の駅への発動発電機の寄贈は設置目標に達したことから、23年度から子育て支援を展開する。来賓から本部の西田義則会長が「生活基盤に欠かせない道路整備を推進し、業界の健全なる発展に向け、積極的な公共投資の要望活動を行う」と力を込めた。
23年度事業計画では、本部と一体となってコンプライアンスの徹底を図ることを確認。また、道路整備の推進、道路技術の向上および道路建設業の健全な発展のため、道路建設市場の変化への対応、技術と経営に優れた企業、安全確保といった社会的責任を担う。主な活動内容は舗装技術研修会や、社会貢献活動として道路クリーン活動、道の駅への子育て支援物品寄贈、防災訓練、10月4日と5日の「けんせつフェア北陸2023in金沢」、安全パトロール、小学生の総合学習、工業系高校を対象とした現場見学会を実施する。