秋田市仁井田浄水場建設室は6日、仁井田浄水場取水・導水施設整備工事を公告した。予定価格は23億5,762万円。参加要件は建設業法上の規定により水道施設とした。2社または3社自主結成の特定建設工事JVで、代表者には過去10年以内に推進工事(仕上がり800mm以上)の元請実績を求め、代表者以外の構成員は秋田市内業者に限定。代表者要件の実績を満たす市内業者はいないため、大手ゼネコン1社と市内1または2社でJVを組成することとなる。
取水・導水施設は、雄物川に取水塔を新設し、そこから仁井田浄水場に水を引き込む導水管を敷設するもの。取水塔はRC造(3.8m×7.3m×37.4m)で、組み立て用の台船を使用した場所打ち・オープンケーソン工法。
新浄水場側から見て堤防を越えた辺りに接合井1カ所(RC造3.7m×8.2m×19.16m)、川の手前に管理人孔1カ所(RC3.7m×8.2m×14.29m)を築造、それぞれを立坑として3スパンに分け、推進工法で導水管を布設する。
導水管の延長は445.41m(×2条、DIPφ900)で、堤防横断部には延長75.33m(×2条)、管径1,100mmの鞘管(HP)を入れる。導水管を布設する際は、堤防部から接合井まで管理用の橋1基(L26.3m、W1m、鋼製)も設置する。
このほか、ゲートなどの機械設備、ゲート制御盤などの電気設備、仮設岸壁や護岸・護床ブロックの設置、仮設工事用道路なども整備する。
入札参加申し込みは今月12日まで。20日〜26日に技術資料、27日までに入札書を提出し、28日に開札。契約予定は7月7日で、予定工期は8年3月19日となっている。
提供:秋田建設工業新聞社