福島建設工業新聞社
2023/06/06
【福島】設計プロポ公告/大熊町、坂下ダムで小水力発電計画
福島県大熊町はゼロカーボンビジョンに基づき、農業用水供給等を行う坂下ダムに小水力発電施設の整備を計画している。5日、同施設設計業務の公募型プロポーザルを公告した。
参加申請期限26日。企画提案書提出を7月10日まで受付し、同18日にプレゼンテーションを実施する。参加資格は小水力発電所の測量調査および詳細設計業務の受注実績等。審査は外部有識者を含む5〜6人の審査委員会で行う。7月下旬から8月上旬ごろの契約を見込んでいる。
企画提案では発電効率と費用対効果を検討した発電設備、電力のダム周辺エリアや町内、町の復興に寄与するための活用構想、地域特性の理解などを評価する。
業務内容は測量、地質調査、発電施設の計画諸元決定、基本・詳細設計など。業務期間2024年3月31日まで。委託上限額は3630万円(消費税込)。
24年度以降に工事着手し、25年度以降の供用開始を目標に整備を進める。発電容量は50kW未満を見込んでいる。