伊予市は、公募型プロポーザル方式による委託先の選定手続きを進めていた「JR伊予市駅周辺整備デザインワークショップ等支援業務」と「郡中港駅前ポケットパークおよび情報板実施設計業務」について、優先交渉権者(受託候補者)を日本工営都市空間グループ(名古屋市東区)に特定した。契約手続き後、2024年1月31日までの履行期間で作業を進める。
JR伊予市駅周辺整備基本計画などに基づき、郡中中心拠点地区のまちのデザインと各施設の実施設計に係るデザインの整合性や統一感を確保することを目的に2業務を合わせて実施する。JR伊予市駅周辺デザインワークショップ等支援業務では、地域住民などによるワークショップを3回ほど開催し、郡中中心拠点地区の今後のまちづくりに生かす空間デザインのコンセプトを取りまとめる。郡中港駅前ポケットパークおよび情報板実施設計では、デザインワークショップの結果を踏まえつつ、伊予鉄郡中港駅前にポケットパークと情報板の整備に向けた設計を行う。ポケットパークの整備面積は約370平方b。情報板については観光場所や公共施設などの案内誘導ルートも検討する。
同市では、中心市街地地区のまちづくりの課題や将来ビジョンを踏まえ、まちづくりの目標や数値目標を達成するために必要な事業を明確化した「都市再生整備計画(第U期)」を20年度に策定。21〜25年度の5カ年で、この計画に基づく事業実施を進めており、21〜22年度で基本計画を策定した。
基本計画では、JR伊予市駅前広場改良、同駅前広場(東側)新設、ポケットパーク2カ所、自由通路新設、駅舎改修(JR伊予市駅と伊予鉄郡中港駅)、駐輪場改修2カ所を想定し基本計画図などを作成している。
提供:建通新聞社