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　坂井市龍翔博物館が３日にリニューアルオープンし、三国町緑ケ丘地係の現地で記念式典が開かれた。関係者ら約１００人が出席する中、ユニークな展示方法で、来館者が楽しみながら、市の歴史・文化を体験できる博物館の完成を、盛大に祝った。
　式典では、池田禎孝市長が式辞で「新幹線開業に向けたキックオフ。多くの子ども達、観光客に来ていただきたい」と期待を込めた。
　続いて笠松正弘館長が、リニューアルの最大の特徴は、地元の坂井市、福井県の力を結集させた点とし、関係者に感謝した上で「展示のモットーは『遊び心ワクワク、知ってフムフム』。なるべく楽しく、自然と坂井市の歴史や文化に触れ、興味を持ってもらう、きっかけ作りの場にしたい」とアピールした。
　その後、来賓の辻人志市議会議長、豊北欽一県教育長、滝波宏文参議院議員がそれぞれ祝辞を述べた。
　坂井市龍翔博物館は、旧三国町の資料館「みくに龍翔館」をリニューアルしたもので、トリック手法によるユニークな見せ方をはじめ、新しい展示方法を多く取り入れている。建設規模はＳＲＣ造地上４階地下１階（塔屋１階）建て延べ４０５６・４４平方メートル。総事業費は１３億６４５８万８０００円。
　施工は建築を三越建設工業・豊島工務店特定ＪＶ、電気設備を三崎屋電工・石谷電機特定ＪＶ、機械設備を三和商会・山田設備特定ＪＶ、庭園整備をカナイ造建がそれぞれ担当した。設計、展示製作は丹青社。