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　横浜市都市整備局は、横浜駅周辺地区の将来像を示す「エキサイトよこはま22」を２０２４年度に改定する。駅東口のステーションオアシス地区を中心に民間の再開発を促す施策を盛り込む考えだ。改定支援業務は日建設計（東京都千代田区）に委託した。履行期限は24年３月29日。
　改定計画では、横浜駅東口と西口で民間事業者の再開発を促進するための考え方や、駅前広場や道路などの都市基盤の整備に向けて現状の課題とこれから必要な機能を整理し、将来の横浜駅周辺の��グランドデザイン�≠�示す。
　現行計画は09年度に策定した。西口では、ＪＲ横浜タワーやＪＲ横浜鶴屋町ビルが建ち、本年度に横浜駅きた西口鶴屋地区の再開発ビルが竣工。駅前広場の舗装更新も24年度で完了するなど計画に基づいた取り組みが進む。
　横浜駅西口（幸栄）地区と横浜駅西口五番街地区の２地区では、再開発準備組合による合意形成や事業計画の検討を進めている。
　一方の東口では、今後、民間の再開発と公共基盤整備を加速させる考えだ。
　中心となるのは、ステーションオアシス地区の再開発。現在、▽日本郵政▽ＪＲ東日本▽京浜急行▽横浜市―の４者で構成する横浜駅東口地区開発推進協議会が事業計画や採算性の議論を進めている。事業手法や施行者、施工面積は現段階では未定。
　ステーションオアシス地区の再開発に併せて、市は東口の駅前広場やデッキ、道路を整備する。
　東口と西口をつなぐ線路上空南デッキや、国道１号を跨ぎ出島地区に接続する横断デッキ、みなとみらい21地区へのアクセスを向上する万里橋・帷子川横断デッキの設置を検討。道路では、国道１号交差点の改良、地区東側の栄本町線支線１号線の整備を計画している。

提供：建通新聞社