中部建設青年会議岐阜県支部(久保田智也支部長)は6月1日、岐阜市内で国土交通省県内事務所長との意見交換会を開いた。
会には多治見砂防国道、木曽川上流河川、越美山系砂防、新丸山ダム工事、岐阜国道、木曽川水系ダム統合管理、高山国道の7事務所の所長もしくは副所長が参加。業界からは支部会員36人が出席した。
冒頭、久保田支部長は、「本日は発注者と直接意見交換できる貴重な機会。次世代に繋ぐ責任を感じながら、10年20年先の業界の未来を語り合いたい」とあいさつ。続いて、木曽川上流河川事務所の板垣修所長は、「みなさんから率直な意見をいただくことで、新たな判断基準が生まれる。忌憚のない声を聞かせてほしい」と話した。
当日は、官民パートナーシップアンケートの結果として、設計図面と現場との不一致や協議・変更についての迅速化、提出書類の簡略化を求める声が上がったことを報告。@臨機応変な現場対応A労働環境の整備B支障物の移設―について意見を交換した。
業界からは、旧態依然のルールに縛られ現場作業に支障が出ているという声や、災害復旧や除雪作業などにより発生する時間外勤務への対応方法などについての意見が出され、発注者側からは適切な事前準備、柔軟なルール変更などを心掛けるとする回答が寄せられた。
また、意見交換会に先だって開かれた総会では、事業計画案や収支予算案など全議案を可決・承認した他、新入会員の紹介などが行われた。
提供:建通新聞社