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　加須市は、加須駅南口側に位置した埼玉県済生会加須病院の周辺における「優先的まちづくり」、「一体的まちづくり」の２ゾーンを対象にした事業予定者を２０２４年１月〜３月以降に公募する方向で検討を進める。段階的な公募開始となる可能性がある。両ゾーンについて基本計画を今後定めた上で手続きに乗り出す。
　優先的まちづくりゾーンは、加須病院の北西側の一帯が対象エリア。プロジェクトに興味を持つ民間企業から募った提案では、導入機能・施設のアイデアとして介護施設、医療関連施設、複合商業施設、公園などが寄せられた。
　一体的まちづくりゾーンは、優先的まちづくりゾーンのさらに西側が範囲となっている。導入機能・施設の提案では、田園都市の魅力を引き出す高付加価値農産品への転換（転作）、有機農業の推進などに寄与する土地活用が上がった。
　事業提案に参加したのは９者（建設業２者、商工業３者、農業１者、医療保健福祉２者、他１者）。いずれのゾーンも土地活用の形態は「賃貸借」を希望する事業者が多かった。