高知県安芸土木事務所室戸事務所は、国道55号から阿南安芸自動車道へのアクセス道路となる甲浦(かんのうら)インター線建設へ向け、2023年度から用地取得に入る。24年度中に全区間の買収を完了させ、25年度からの工事着手を目指す。
甲浦インター線の工事場所は東洋町白浜〜河内で、区間延長は740b。国道55号〜小池川までは2車線道路を新設し、小池川〜終点の甲浦インターチェンジ間は既設の町道高良前線宮ノ西線を改良する。新設区間の幅員は車道7・5b+片側歩道2・5bの全幅10b。県道部分は片側歩道を設置する改良工事がメインとなる。
構造物として途中で小池川をまたぐ2橋を新設する。1号橋・2号橋とも1径間のプレテンション床版橋で1号橋は橋長25b、幅員10・5b、2号橋は橋長17・5b、幅員10b。橋台は全て逆T式橋台。1号橋、2号橋とも設計は第一コンサルタンツ(高知市)が担当している。道路の詳細設計も第一コンサルタンツで過年度に完了している。
社会基盤整備総合交付金事業として用地補償費込みで総事業費8億円を見込む。
提供:建通新聞社