日本工業経済新聞社(群馬)
2023/06/01
【群馬】大泉町は西小学校改修を一般競争入札公告
大泉町は老朽化する校舎3棟を対象とした西小学校(古氷106−1)の長寿命化改修工事を2023年度から着手し、2カ年で工事を進める。第2四半期中にも条件付き一般競争入札で工事を公告する見込みを示しており、21年度に2カ年で進めた南小学校(仙石2−1−1)の改修工事と同様なスケジュールを想定している。工事は一括で公告する予定としているため、現段階では年度を分けての発注は行わない方針。
当初予算で23年度分は3億9492万7000円の工事費を計上し、24年度分の債務負担行為では10億6776万6000円を工事費として設定した。監理業務委託料は23年度分が1056万9000円、24年度分は1585万4000円を債務負担行為で設定している。
工事内容は外壁改修、屋上防水改修、電気設備改修、給排水設備改修、内装改修となる。サン設計事務所(高崎市)が22年度に設計業務を手掛けた。
工事発注時期や発注方法などについては、21年度に発注を行い現在、施工中の南小学校(仙石2−1−1)の例を参考にして、進めている状況となる。
西小学校は1年生が使用している南校舎(RC造平屋)と、2〜6年生が使用している北校舎(RC造2階建て)で構成。延べ床面積は合わせて7000u程度となる。体育館などは今回の改修工事には含まない見込み。
校舎は1972年に竣工した後、複数回、増築を行っており、78年には普通教室10室、特別教室1室を増築している。さらに、87年には普通教室棟などで改修工事を実施している。
西小学校と並行して長寿命化を進める南小学校の改修工事は、20年度に着手している。設計業務については、亦野建築設計事務所(前橋市)が手掛けた。
南小学校の工事は一般競争入札で公告しており、関東地方に本店、支店、営業所を持つ建築Aクラスで、単体かAクラス同士の2〜3者JVとしていた。工事内容は外壁改修、防水改修、内外装改修、照明器具LED化、防火設備改修、空調設備改修、給排水設備改修、電気設備改修などで、西小学校もほぼ同様の内容となることが見込まれている。なお、施工は本田建設(大泉町)、監理業務は亦野建築設計事務所がそれぞれ受注している。