米子市が美保地区で2028年度の開校を目指す義務教育学校の整備を巡り、敷地造成設計業務と用地測量調査業務について、早ければ6月中の入札で準備に入った。用地取得に向け、地権者の同意手続きを詰めており、調整が済み次第、指名通知する。
委託事業費について、市は敷地造成設計に3700万円、用地測量に2300万円、用地調査に1400万円を予算化しており、用地測量と用地調査は物件補償調査を含め、1本にまとめて発注する。敷地造成設計業務、用地測量調査業務ともに履行期間は24年3月までを見込む。
市は、土地収用法の事業認定を目指して県と協議に入っており、6月10日午後2時から、米子市大崎の崎津小学校で事業認定に向けた説明会を予定する。
義務教育学校は和田、大篠津、崎津の小学校3校と、美保中学校とを統合し、小中一貫校として整備する内容。整備候補地は、崎津小学校(米子市大崎)北側で、都市計画道路葭津和田町線(通称・和崎かけはし通り)と市道大崎東31号線、市道大崎東27号線、米川に囲まれた農地約4万5000平方bとしている。
校舎などの敷地面積は7000平方b、運動場2万6000平方b、併設する保育所(認定こども園)の園舎・園庭3000平方b、駐車場などを9000平方bと想定。校舎などの7000平方bの内訳は、3階建てを仮定した校舎3600平方b、体育館など3400平方bと見込む。
日刊建設工業新聞