【高知】高知市は、月の瀬橋耐震補強を進めており、2023年度はA2橋台とP1、P2、P3橋脚の工事を(その4〜7)に分けて実施する。発注方式はいずれも事後審査型制限付き一般競争を予定。東石立町側のA2橋台とP1橋脚の落橋防止対策、制震装置の設置を6月までに、P2、P3橋脚の耐震補強を8月ごろに公告する。
対策内容は、A2橋台がPCケーブル8基の設置、P1橋脚がPCケーブル4基の設置と上部の揺れを抑えるためのストッパー8基の設置。P2、P3橋脚にはコンクリート巻き立てによる補強を実施する。
同橋は鏡川に架かる橋長166・5b、幅員26・2bで、上部構造が単純PCプレテン床版と3径間連続鋼箱桁、下部構造が逆T式橋台2基、壁式橋脚3基。1998年に架設した。災害時の緊急輸送道路に指定されているため、優先的な耐震補強を進めている。22年度にはA1橋台とP1橋脚の一部で整備を実施。23年度発注分で、落橋防止対策は完了となる。
施工場所は高知市上町〜東石立町。設計はニュージェック高知事務所(高知市)が担当した。
提供:建通新聞社