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北陸工業新聞社
2023/05/30

【富山】新理事長に濱田一夫氏/県生コン工業組合が総会開く

 富山県生コンクリート工業組合の第46回通常総会が29日、富山市のホテルグランテラス富山で開かれ、2023年度事業計画などを承認するとともに、任期満了に伴う役員選出を行った。総会終了後に開催した理事会では、新理事長に濱田一夫氏(北陸宇部コンクリート工業代表取締役社長)を選任した。
 この日は、委任状14人を含め全組合員30人が出席。冒頭、あいさつに立った小原紀久雄副理事長は、「理事長が半年ほど不在であり、皆様には申し訳なく思っている。総会後の理事会で新しい理事長を選任し、信頼される工業組合に向けて、ともに頑張っていきたい」と述べた上で、「ウクライナの戦争から1年が経過し、原材料の高騰が続いている。生コンは、人々の暮らしを守る基礎資材。生コン業界が今後も社会の発展に寄与していくためには、品質管理を徹底し、安定供給していくことが必要。現在の厳しい状況をチャンスと捉え、組合員が一丸となって1年間頑張っていきたい」と話した。
 23年度事業方針として、出荷数量の需要予測を64万立方メートル(前年度実績67万2000立方メートル)と見込んだ。また、品質管理監査会議の指導の下で、生コンの品質管理の徹底と安定供給に努めるとともに、フライアッシュコンクリートやコンクリート舗装といった新規需要を、公共機関などへ積極的に働きかけ需要の開拓に努力していく。
 重点事業には、(1)組織の強化・需要の開拓等(2)品質管理体制の充実強化(3)試験場の充実強化―を挙げた。
 なお、総会に先立ち、県土木部建設技術企画課の若林修主幹による記念講演会「最近の土木行政に関する話題について」も開かれた。
 理事長以外の役員は次の方々(敬称略、(新)は新任)▽副理事長=米島嗣雄、小原紀久雄、高田重弘▽専務理事=(新)神島隆雄▽理事=石田功、(新)坪川勝、酒井健吉、(新)山下明、(新)安達正彦

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