日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/05/30
【埼玉】埼玉県造園業協会 定時総会を25日に開催
埼玉県造園業協会(渡邉進会長)の本年度定時総会が25日、さいたま市内のホテルブリランテ武蔵野で開かれた。総会では本年度の事業計画が報告されたほか、青年部会の新たな部会長に北田雅也氏(植清園)が就任したことが報告された。総会後には大野元裕知事の講演が行われた。
冒頭のあいさつで渡邉会長は「造園業界は、仕事の受注や担い手確保など、さまざまな課題を抱えている」とし、「努力したい目標を3つに集約した」として、会員の拡大、技術・技能の継承、担い手確保の3点をあげた。そのうち、会員の拡大については「会員数は発注者に要望や提案を行うときに重要な指標となる。現在の129社からはまずは130社、そして150社を目指したい」との目標値を示した。担い手確保については「造園業界に新規参入者がなかなか確保できない。人々に心の豊かさや安らぎをもたらし、緑化に貢献できる造園業は誇り高い職業。その魅力を業界内外に伝えたい」と呼びかけた。
報告された事業計画によると、緑化事業の推進や緑化意識の普及啓発活動、造園技術の維持向上のための研修事業など、技術力や経営力の向上を図り、県土整備に貢献するための各種事業を展開する。
また、青年部会長に植清園専務取締役の北田雅也氏が就いたことが報告された。北田部会長は「皆さまのスキルがあがるような研修のほか、交流会を通じた横のつながり、親会と連携して会員拡大も図っていきたい」と決意を表した。
総会終了後には、大野知事が「日本一暮らしやすい埼玉へ〜新たな150年に向けた挑戦〜」をテーマに講演が行われたほか、多数の来賓、賛助会員、会員が参加した懇親会が盛大に開催され、親睦を深めた。