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建通新聞社(神奈川)
2023/05/29

【神奈川】横浜国際プール利活用対話でPFIの提案

 横浜市にぎわいスポーツ文化局は、横浜国際プールの利活用に向け2022年度に実施したサウンディング調査で、老朽化に伴う施設改修にPFI(RO方式)を導入する意見が上がったと公表した。床転換できるメインアリーナの活用に関しては、床転換なしのスポーツフロアに改修する意見もあった。
 横浜国際プール(都筑区北山田7ノ3ノ1)は、1998年に完成した。メインアリーナやサブアリーナ、サブプール、多目的ホールなどがある。このうち、メインアリーナは床転換ができ、夏季はプール、冬季はプロバスケチーム「横浜ビー・コルセアーズ」のホームアリーナの一つとして使用する。しかし、床転換に2カ月の休館が必要で、転換に費用も掛かることが課題となっており、通年施設への一本化も検討している。
 そこで、メインアリーナの今後の在り方を中心に、2022年9〜10月にサウンディング調査を実施し、民間事業者に意見を求めた。
 サウンディングには2者が参加した。
 通年施設とする提案は、メインプールを廃止してスポーツフロアとして活用するというもの。25年度の特定天井改修に合わせて工期短縮を図り、改修期間は24カ月を見込む。
 事業方式については、PFI(RO方式)とする意見と、従来方式とPFI方式どちらでも可能とする意見もあったが、2者いずれも何らかの形で市にも費用を負担することを求めた。
 今後、本年度に2度目のサウンディング調査を行った上で、利活用方針をまとめた基本計画を策定する。

提供:建通新聞社