高島市は、安曇川町田中地先(泰山寺区)の新ごみ処理施設建設計画について、4月に開かれた検討委員会のなかで、詳細な整備全体スケジュールを明らかにした。
施設本体の整備スケジュールは、24年度から事業者の選定(見積聴取等含む)を行い、26年の夏頃から実施設計、27年夏頃にごみ焼却施設の建設工事に取り掛かる。工事期間は21ヵ月を予定。29年4月の試運転を経て、同年11月から本稼働する考え。また、リサイクル施設の建設工事は、29年10月頃から設計・確認申請変更など行い、30年4月からの工事着手。工事期間は試運転含む24ヵ月を見込み、32年4月の本稼働を目指す。
また、造成の工事スケジュールは、24〜25年度に基本検討、実施設計(許認可含む)に取り掛かり、26年度から工事着手し、1ヵ年での完了を目指す。そのほかに、現在取り掛かっている生活環境影響調査は24年度末で完了、施設整備基本計画は今年度末で完了する。
建設が予定されている安曇川町田中地先(泰山寺区)は、対象面積4万3250・61平方bで、新ごみ処理施設の整備概要は、ストーカ式焼却炉で、処理能力約52d/日(26d/日×2炉)、処理対象物は家庭等から発生する燃やせるごみで、ごみの焼却で回収した熱エネルギーについて積極的な有効利用を図る。リサイクル施設は、処理能力約6d/日(粗大ごみ5d/日、資源ごみ(カン、ペットボトル等)1d/日)、処理対象物は、家庭等から発生する粗大ごみ、不燃ごみ、資源ごみで、環境学習施設等を併設を予定している。
なお、ごみ処理施設建設候補地選定業務・整備基本計画策定業務は、パシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)が担当している。
提供:滋賀産業新聞