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日刊建設タイムズ社
2023/05/29

【千葉】早期実現に決意表明/国などへの要望活動展開/新湾岸道路整備促進同盟会 設立総会

 県、千葉市、市川市、船橋市、習志野市、市原市、浦安市で構成する「新湾岸道路整備促進期成同盟会」の設立総会が26日、千葉市内のTKPガーデンシティ千葉3階シンフォニアで開催された。主催者あいさつに立った熊谷俊人知事は、新湾岸道路について「国際競争力の強化、首都圏の生産性の向上、慢性的な交通渋滞の解消、防災面の強化を図る上で重要な道路」との見解を示し、「期成同盟会を設立することにより、県と沿線市で一致団結し、早期実現を目指す」と決意を表明した。今後、速やかに国などに対して要望活動を行う。
 議事では、設立について決議したほか、規約、2023年度事業計画・予算、要望文など全議案が可決された。
 役員については、会長に熊谷知事、副会長に神谷俊一・千葉市長、小出譲治・市原市長、池口正晃・県県土整備部長、理事に宮本泰介・習志野市長と内田悦嗣・浦安市長、監事に田中甲・市川市長と松戸徹・船橋市長を選任。
 千葉県と東京都を結ぶ湾岸地域では、慢性的な交通渋滞が生じている。また、千葉港をはじめ首都圏を支える重要拠点があり、今後も開発計画に伴う交通需要の増大が見込まれている。そこで、国際競争力の強化、首都圏の生産性の向上、湾岸地域のさらなる活性化に寄与するとともに、県の三番瀬再生計画との整合を図るなど、地域の生活環境に配慮した新湾岸道路の早期実現を目指す。
 国などに対する要望事項は次の通り。
 ▽東京外かく環状道路高谷ジャンクション周辺から京葉道路蘇我インターチェンジ周辺ならびに館山自動車道市原インターチェンジ周辺までの湾業部において、多車線の自動車専用道路として、速やかに計画段階評価に着手し、早期に計画の具体化を図ること▽湾岸部の都県間についても検討を行い、計画を具体化すること▽ルートや構造の検討にあたっては、県の三番瀬再生計画との整合性を図るとともに、地域の生活環境に配慮した計画とすること▽国道357号の渋滞対策の推進および(仮称)検見川・真砂スマートインターチェンジ事業の促進を図ること▽防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源を確保し、計画的に事業を推進するとともに、対策期間完了後も国士強靭化に必要な予算・財源を通常予算とは別枠で確保し、継続的に取り組むこと▽道路整備・管理が長期安定的に進められるよう、新たな財源を創設するとともに、道路関係予算全体を増額し、必要な予算を確保することk_times_comをフォローしましょう
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