公益社団法人建設荷役車両安全技術協会の福井県支部(佐野俊和支部長)の第42回定時総会は23日開かれ、2022年度の事業報告と23年度の事業計画・予算を報告し、22年度の決算を審議了承している。
会場は、福井市下六条町の県中小企業産業大学校で=写真。
佐野支部長が冒頭挨拶し、「定期(特定)自主検査を通し、安全意識と信頼も高めていく」と強調。関係行政機関の指導・支援を得ながら、各災防団体と連携を図り、建設荷役車両の「災害ゼロ」を目指すとした。
来賓祝辞は、福井労働局の青木和彦労働基準部長が述べ、「安全戦略は、経営戦略であり、人材確保にもプラスに作用する」などと、安全が企業活動の前提で、不可欠の関係性を指摘した。
23年度も、11月の特自検強調月間には、福井労働局と各労働基準監督署の支援を得て、巡回指導し、継続的な検査の定着に向ける。検査者養成研修や安全教育の充実、安全衛生管理活動の促進などに取り組む方針。
議事後、本部通年の表彰伝達が行われ、功績賞と技能賞、考案賞の受賞者を賞賛した。最後に、福井労働局の井関武彦労働基準部健康安全課長の講話を聴いた。
本部通年表彰の受賞者は、次の方々
(敬称略)
■功績賞
・平田孝一 ロジスネクスト中部
■技能賞
・藤竜介 日本キャタピラー
■考案賞
・金賞
考案者=清水薫 出倉龍輔 所属企業=コマツサービスエース本社・整備・車検チーム 考案名称=燃料タンク用バキューム装置
・努力賞
岩崎栄一 森本心太 加藤友浩 コマツサービスエース敦賀店 油圧ホース点検における定点管理
・努力賞
南部謙一 森本緩之 トヨタL&F福井本社FE室 工具収納スカッと君(フィールドサービスカー搭載工具収納棚)