愛媛県は2023年度の地籍事業計画(4月1日時点)を明らかにした。県全体で2億5240万円を投じ、換算面積で7・62平方`の調査を推進する。対象は松山市、今治市、八幡浜市、新居浜市、西条市、四国中央市、松前町の6市1町。これら調査は今年3月22日に定めた22年度事業計画のうち、調査期間が24年3月29〜31日までとなっている4市(松山、宇和島、八幡浜、大洲)の調査と合わせて進めていく。
地籍調査は、一筆ごとに土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量する。実施主体は各市町。県農林水産部農政課によると、県全体の21年度末現在の進捗率は81・7%(全国9位)。伊予市など10市町で事業を完了し、休止中の1町を除く9市町で事業継続中となっている=表参照。ここ数年は事業費6億円程度、調査面積15〜17平方`で推移し、21年度は0・3ポイントの上積みとなっている。また22年度末時点の状況も同水準の上積みが見込まれる他、23年度も同程度で事業を推進することにしている。
23年度の調査対象は次の通り。
◇23年度事業計画(調査期間24年3月31日まで)
【松山市】太山寺地区▽菅沢地区と神次郎地区の一部
【今治市】広紹寺町1丁目など7単位区域▽泉川町1丁目など3単位区域▽片山4丁目など3単位区域
【八幡浜市】諏訪崎▽産業通・古町二丁
目
【新居浜市】八雲町▽泉宮町▽一宮町一丁目、一宮町二丁目▽芋野の一部▽芋野の一部、成の一部▽田所町、繁本町、宮西町
【西条市】兎之山の第1▽大保木の第1
【四国中央市】川滝町下山・領家8▽金砂町小川山2▽川之江町東部埋立▽川滝町下山・領家9▽富郷町津根山6
【松前町】浜(新立)第3地区
◇22年度事業計画(3月22日時点※調査期間が23年3月31日までのものを除く)
【松山市】東垣生地区▽神次郎地区▽福見川地区
【宇和島市】下畑地の第13▽高串の第11▽高串の第12▽下畑地の第14▽高串の第13
【八幡浜市】大島▽江戸岡・松柏地区の一部▽矢野町・神宮前・桧谷の一部
【大洲市】菅田第8計画区▽宇津第8計画区▽菅田第9計画区▽宇津第9計画区
提供:建通新聞社