一般社団法人福井県建築士事務所協会(木下賀之会長)の2023年度の通常総会は19日開催され、22年度の事業報告・決算、および23年度の事業計画・予算案を慎重審議の上、すべて原案通り了承している。
会場は福井市宝永4丁目の神明神社参集殿で。
建築士事務所憲章を朗読し、物故会員に黙祷を捧げ、木下会長が挨拶。「来年10月11日(金)に、福井で第46回の全国大会が開催される。当初の20年開催が延期となり、改めてモチベーションを高め、精一杯に開催したい」と意欲を示した。また、設計事務所数の減少問題に触れ、新規開設を事務協が協力・支援する体制の必要性も示した。
続いて、来賓の県土木部の田中忠範副部長と、福井市建築指導課の佐野民人課長が祝辞した。
22年度は、全国(熊本)大会に参加した。管理建築士講習や建築士定期講習会実施。フクイ建設技術フェアで協会紹介。第9回ふくい建築賞に協力。日本建築士事務所協会連合会、日本建築士事務所政経研究会に協力。木下会長が22・23年度の日事連副会長に就任した。
23年度も、各委員会ごとに事業継続を図る。第45回建築士事務所全国(鳥取・島根)大会に参加。改正建築基準法・建築士法に対応。耐震診断・耐震補強計画の調査研究。指定事務所登録機関として建築士事務所登録業務を実施する等とした。
総会後には、賛助会員と正会員との懇親会が開かれ、約100人(22年は約80人)が参加し、交流の輪を広げた。
2023年度の主な事業
・ふくい建築賞 事業運営
・第45回建築士事務所全国大会(鳥取・島根大会)に参加
・建築士事務所の経営管理に関する調査・研究
・建築士事務所の業務報酬に関する調査・研究
・建築士法・建築基準法改正に伴う講習会
・適合証明業務登録機関に関すること
・まちづくり等に関する調査・研究 等々