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建設新聞社
2023/05/25

【東北・宮城】石巻市が陸上競技場の基本計画プロポ

 石巻市は24日、石巻市総合運動公園陸上競技場基本計画策定業務について、公募型プロポーザルの手続きを開始した。
 質問は今月30日まで、参加申込書は6月7日まで受け付ける。同13日に参加資格審査結果の通知、1次審査結果通知およびプレゼンテーションの実施に関する通知は同26日に行い、2次審査のプレゼンテーションは7月8日に実施する。結果は同14日に通知する。契約の締結は8月上旬を見込んでいる。
 参加資格は県内に本店または支店、営業所を有する都市計画および地方計画の登録者で、2008年4月1日以降に同種実績として国または地方公共団体における公認陸上競技場(第1〜3種)の基本構想または基本計画の策定支援業務あるいは、基本設計または実施設計業務を元請けとして受託した実績を有することなど。見積限度額は2300万円以内(税込み)。
 東日本大震災により、女川町にあった石巻圏域唯一の第3種公認陸上競技場が災害公営住宅整備用地となったことで、石巻圏域に陸上競技場が無くなり、石巻地区で開催する大会については、仙台市や利府町などの競技場を利用する状況が続いていることなどから、各種県大会など一定水準の大会の開催が可能な第3種公認陸上競技場の整備を計画。建設用地は石巻市南境新小堤18地内で、石巻市民球場やフットボール場などの施設が集積する石巻市総合運動公園(セイホクパーク石巻)内を予定している。
 今回の基本計画では、22年度に策定した基本構想の具体化に向けて、施設の機能や規模を決定するとともに、概算事業費の算出や整備スケジュールの検討、事業手法、陸上競技場の活用方法や運営方針の検討を行う。基本計画の策定に当たっては、外部有識者を含めた懇談会を設置し、多目的かつ横断的に検討を進める。
 業務内容は、作業スケジュールの管理や基本計画の検討のほか、調査・分析、各種会議の運営支援など。履行期間は2024年3月25日まで。
 なお、基本構想の策定は昭和が担当した。

 提供:建設新聞社