県コンクリート診断士会(田中孝志会長・会員54人)は19日、任意団体から一般社団法人への移行を決めた。社会的な信用を高めるとともに、専門知識を持った責任ある立場から社会基盤の整備に貢献する狙い。
今年9月に登記して法人化に移行。10月に臨時総会と新法人設立大会を開く。
法人化への移行は倉吉市内で開いた総会で議決した。田中会長は「点検や補修に我々専門家への要請が高まっている」とした上で、「法人化を転機に、責任ある団体として自己研鑽し、活躍する場を広げていきたい」と強調。法人化後は、鳥取大学を中心とした産官学連携のインフラ維持管理システムへの本格参画、県建設技術センターとの連携を深める。
事業計画決める
県コンクリート診断士会は19日、通常総会と技術交流会を開いた。県技術企画課の藤井優課長を来賓に迎えた総会では、今年度の事業計画として▼コンクリート診断士試験受験対策研修(開催済み)▼中国地整と5県診断士会の意見交換(7月)▼山陰両県コンクリート診断士会合同研修(8月)▼出前講座(10〜12月)▼新法人設立大会(10月)―などを決めた。
また、技術交流会では、県技術企画課の安陪耕一郎補佐が「国土強靭化計画の予算」、県道路企画課の堀部孝晴係長が「橋梁長寿命化計画の予算」の動向について講演した。
日刊建設工業新聞