鳳輪建設業協会(高木作之会長)、七尾鹿島建設業協会(田村行利会長)、羽咋郡市建設業協会(南哲郎会長)の能登地区3建設業協会は、石川県建設業協会からの要請を受け、5日に発生した能登地方を震源とする地震の被災地である珠洲市で、22日から災害ごみ排出のボランティア活動を開始した。31日までの平日、計8日間にわたって作業を行う。
先週末、珠洲市社会福祉協議会から珠洲建設業協会(明星加守暢会長)に、地震による災害ごみを排出する人手が不足しているとの相談があり、珠洲協会が県協会にその旨を連絡。県協会がこれを受け、隣接する鳳輪、七尾鹿島、羽咋郡市の3地区協会に、ごみを積み込んで集積場所に運搬する作業の手伝いを要請したもの。3地区協会では迅速に準備と手配を進め、今週始めの22日から現地で作業を始めた。
期間中は、各協会8社ずつの計24社・48人が出動。1日交代で、各協会それぞれトラック1台と運転手を兼ねた作業者2人のペア(1日3台6人)により、ごみをトラックに積み込み、珠洲市内にあるごみ集積場所に運搬し、分別した上で排出する作業を行う。
被災地では高齢者世帯が多く、ごみを家の前に出すのが精一杯で集積場所まで持っていけないという現状があり、建設業協会では、地震からの復興に向けて協力できる事をしていきたいとしている。