全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　大阪府警察本部は、カジノを含む統合型リゾート（ＩＲ）開業予定地の夢洲地区に警察署を新設する計画だ。２０２３年度当初予算に夢洲警察署（仮称）の基本計画委託費として５１７万５０００円を計上している。委託時期や発注方式は未定。国の認可状況に応じて事業を進めるとしている。現時点では23年度に基本計画を策定し、24〜26年度に基本・実施設計、26〜29年度に工事を実施する見通し。敷地面積や規模については、基本計画の中で決定する。
　ＩＲ開業に伴い、国内外から多くの旅行者が来訪することによる犯罪やトラブルの増加といった治安悪化を懸念する声があることから、夢洲内に警察署や交番などを整備する。今後は段階的に警察職員を約３４０人増員する方針だ。
　大阪ＩＲは、日本ＭＧＭリゾーツ、オリックスの他20社で構成する「大阪ＩＲ株式会社」が事業者となり整備を進める。４月14日に国から区域整備計画が認可された。当初は29年秋〜冬の開業を目指していたが、５月10日の知事会見では半年程度遅れるとの発言もあった。
　夢洲の面積は約３９０�f。現在は此花警察署が管轄している。