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建設新聞社
2023/05/22
【東北・山形】病院システムを特定／山形市立病院済生館の新病院基本計画支援
山形市立病院済生館は、公募型プロポーザル方式で委託する新病院整備基本計画策定等支援業務について、第１優先交渉権者を病院システムに特定した。評価点数は２００点満点中、１４８・75点だった。第２優先交渉権者は評価点１３３・25点のアイテック。
山形市七日町１の３の26地内にある同病院は、ＳＲＣ造地下２階地上11階建て、延べ４万３５２７・７平方㍍（医療機能部分は延べ３万９５５３平方㍍）、31診療科、病床数５２８床の規模を有し、１９９２年度に完成した。２０３０年度に法定耐用年数を迎えることに加えて、狭あい化が進んでいることから、親水広場などがある現敷地北側に新病院を建設する。
21年度末に策定した整備基本構想によると、狭あい化を解消するため、新病院の医療機能部分の概算延べ面積は４万７９２５平方㍍を試算。現病院より約８０００平方㍍ほど拡大する方針。病床数は、将来の人口減少傾向などを踏まえて、現施設より１割余り減らした４８４床を見込む。
整備方針は、質の高い急性期医療を提供するため、救急外来部に処置室６室や手術室８室などを配置して十分な広さを確保しつつ、時代の変化に対応するため、将来拡張スペースも考慮した施設とする。また、有事においてもライフラインの確保ができるよう、災害に強い構造を採用する。
整備手法は、従来の設計・施工分離発注方式、ＤＢ方式、ＥＣＩ方式、ＰＦＩ方式など各方式のメリットとデメリットを比較した上で、今後最適な手法の選定を進めていく。概算事業費は、建設工事費が２３９億６０００万円、設計費が８億３８００万円、工事監理費が３億５９００万円の計２５１億５７００万円を試算している。
今回の委託では、同病院を取り巻く現状や将来予測などを検証した上で、基本構想の内容の具体化を図った基本計画を策定する。
診療機能や診療科、病床機能、病床数などについて、具体的な成果を示すとともに、想定延床面積や建物構造などの建物概要、基本計画図の作成、機能仮移転を含む建設手順の整理、インフラや防災・セキュリティなど各種設備の検討も手掛ける。
履行期限は24年３月31日まで。今後の整備スケジュールについても基本計画の中で詰めていく考え。
なお、基本構想策定支援業務はシステム環境研究所が担当した。
提供：建設新聞社
山形市七日町１の３の26地内にある同病院は、ＳＲＣ造地下２階地上11階建て、延べ４万３５２７・７平方㍍（医療機能部分は延べ３万９５５３平方㍍）、31診療科、病床数５２８床の規模を有し、１９９２年度に完成した。２０３０年度に法定耐用年数を迎えることに加えて、狭あい化が進んでいることから、親水広場などがある現敷地北側に新病院を建設する。
21年度末に策定した整備基本構想によると、狭あい化を解消するため、新病院の医療機能部分の概算延べ面積は４万７９２５平方㍍を試算。現病院より約８０００平方㍍ほど拡大する方針。病床数は、将来の人口減少傾向などを踏まえて、現施設より１割余り減らした４８４床を見込む。
整備方針は、質の高い急性期医療を提供するため、救急外来部に処置室６室や手術室８室などを配置して十分な広さを確保しつつ、時代の変化に対応するため、将来拡張スペースも考慮した施設とする。また、有事においてもライフラインの確保ができるよう、災害に強い構造を採用する。
整備手法は、従来の設計・施工分離発注方式、ＤＢ方式、ＥＣＩ方式、ＰＦＩ方式など各方式のメリットとデメリットを比較した上で、今後最適な手法の選定を進めていく。概算事業費は、建設工事費が２３９億６０００万円、設計費が８億３８００万円、工事監理費が３億５９００万円の計２５１億５７００万円を試算している。
今回の委託では、同病院を取り巻く現状や将来予測などを検証した上で、基本構想の内容の具体化を図った基本計画を策定する。
診療機能や診療科、病床機能、病床数などについて、具体的な成果を示すとともに、想定延床面積や建物構造などの建物概要、基本計画図の作成、機能仮移転を含む建設手順の整理、インフラや防災・セキュリティなど各種設備の検討も手掛ける。
履行期限は24年３月31日まで。今後の整備スケジュールについても基本計画の中で詰めていく考え。
なお、基本構想策定支援業務はシステム環境研究所が担当した。
提供：建設新聞社
