富山県測量設計業協会(市森友明会長)の2023年度通常総会が18日、富山市のホテルグランテラス富山で開かれ、今年度の事業計画などを決定した。
会員46人のうち、委任状16通を含め43人が参加。冒頭、市森会長があいさつに立ち、「3年前に会長を引き継ぎ、協会員の全社を訪問し、我々の一番の課題は担い手であることを再認識した。一昨年度は、協会のPRビデオを作成。浦山学園の測量士コース開校に伴い、協会として奨学金を寄付することも承認いただいた。4月からは1人だが、第1号の入学が決まった。我々の担い手の1人であり、大きな一歩。執行部一同、生徒が増えるよう今後も頑張っていきたい」と話した。
さらに、「協会のパンフレットを作成したが、特に中学生や高校生に対し、我々業界の認知度を上げたい。一人でも多くの若者が各社に就職することが活動成果の一丁目一番地。協会員へのサービスの一環であることを肝に銘じてやっていきたい」と述べた。
議事では、22年度事業報告と収支決算、23年度事業計画および収支予算を審議し、いずれも原案通り承認した。
今年度の事業計画では、関係機関との連携を図り、情報化時代に即応した経営基盤の強化と技術の研さんに努め、さらなる社会的地位の向上を目指し、▽組織強化と業界倫理の高揚▽技術研修等の充実▽広報活動の拡充▽関係機関、関連団体との連携強化−に関する各事業を推進する。
永年勤続表彰として、満40年の荒川雅彦(協和測量設計)、今井俊一、近松幸夫、小川和則(以上、上智)、山口剛(舘下コンサルタンツ)、大房馨(北陸コンサルタント)の6氏、満30年で9人、満20年で7人、満10年で19人の計41人に、協会長表彰を授与することも明らかになった。
なお、今回からの新たな取り組みとして、総会後、各委員会からの事業活動報告も行われた。