建通新聞社
2023/05/22
【大阪】大阪府道路公社 鳥飼仁和寺大橋耐震補強第2四半期に公告
大阪府道路公社は、摂津市鳥飼中(府道大阪高槻線)から寝屋川市仁和寺本町(府道京都守口線)までを結ぶ鳥飼仁和寺大橋の耐震補強事業について、設計と施工を一括して第2四半期に事後審査型条件付き一般競争入札で公告する。工期は36カ月。参加資格は単体またはJV。国土交通省の建設コンサルタント登録「鋼構造およびコンクリート」部門を求める。
建設業者は、「鋼構造物工事の総合点数1000点以上(府内業者900点以上)かつ土木一式工事の総合点数1410点以上」、または「鋼橋上部工事の総合点数1000点以上(府内業者または府内に自社工場を有する者900点以上)かつ土木一式工事の総合点数1410点以上」のどちらかを満たす業者が対象となる予定。
基本設計や道路公社が示す耐震補強工法(案)を基に耐震補強の詳細設計を行った後、着工する。
鳥飼仁和寺大橋の橋長は688b。淀川の右岸(摂津市)から3径間連続鋼床版箱桁237b、3径間連続鋼床版斜張橋387b、単純鋼床版箱桁63・5bが連なる。橋台は2基で橋脚は6基。全幅員は24・3bで、車道幅員7・25b、歩道幅員3b、中央分離帯3bの片側2車線道路となる。
1987年2月の供用開始以来耐震対策を実施していなかったが、南海トラフ巨大地震の発生確率が高まっていることなどから2026年度をめどに耐震補強と補修を完了させる。