トヨタホーム(名古屋市東区)とパナソニックホールディングス(大阪府門真市)は、トヨタホームの本社が入る「トヨタホーム栄ビル」と、西側に隣接する「名古屋パナソニックビル」を、一体的に建て替える計画を明らかにした。2030年代前半をめどに開発を進める考え。トヨタホームによると、計画は「何も決まっていない状態」とのことで今後、関係者や行政らと計画を検討するという。
両ビルは西側が久屋大通公園、南側が桜通に面している。両ビルを合わせた敷地面積は約7000平方b。用途地域は商業地域で、建ぺい率は80%。容積率は敷地内で分かれており、桜通久屋東交差点に近い一帯が1000%、その他は700%と900%となっている。
トヨタホーム栄ビルは地下3階地上7階建てで、1970年12月に完成。名古屋パナソニックビルは8階建て。1964年7月に完成した。ともに建設から50年以上が経過しており、老朽化も目立つため、建て替えによる一体的な開発を決めた。
今回の開発について、トヨタホームの親会社でパナソニックらが出資しているプライムライフテクノロジーズ(東京都港区)は、中期経営計画の中で「国際的なビジネス環境が整備されたまちづくりを目指す」としている。
提供:建通新聞社