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建設新聞社(長崎)
2023/05/19

【長崎】大型商業施設含む長野地区計画案

諫早市都計審が承認、県と協議へ
   ゆめタウンが核、対象面積19・4f


 諫早市長野土地区画整理準備組合(八江利春理事長)が計画する大型商業施設「ゆめタウン諫早」(仮称)を核テナントとした事業を巡り、諫早市は都市計画審議会に諮問。地区計画案を全会一致で承認した。これを受け市は近く県と協議。6月にも決定・告示となる運びだ。準備組合が事業主体となる本組合に移行し、造成工事に着手。大規模商業施設等の建設を経て、2026年度の開業を目指す。


 諫早市都市計画審議会は、(公財)ながさき地域政策研究所の鶴田貴明所長が会長。学識経験者ら15人の委員で構成するもの。16日の会議では、市が地区計画案の内容を詳細に説明。これに対し、一部交通渋滞を危惧する声もあったが、採決では全会一致で承認された。

 地区計画とは、それぞれの地区の特性に応じて、良好な都市環境の形成を図るため、街区単位できめ細やかな市街地像を定め、実現していく制度。面積は約19・4fで、商業地区約7・9f、業務地区A約8・5f、業務地区B約0・3f、住宅地区約2・7fに区分。大型商業施設「ゆめタウン諫早」(仮称)は九州最大級の規模となるもので、広島市の潟Cズミが建設。また、医療・福祉施設や保育施設、スポーツ関連施設等の立地を想定している。

 ほか、道路6本(@延長約100b、幅員18・5bA延長約240b、幅員12・5bB延長約740b、幅員9・75bC延長約330b、幅員9・5bD延長約50b、幅員6・5bE延長約190b、幅員6・0b)、公園2カ所約5700平方b(1号4400平方b・2号1300平方b)、調整池2カ所約4000平方b(1号3000平方b・2号1000平方b)といった公共施設の整備が地区整備計画に盛り込まれた。

 このうち、大型商業施設に関しては、高さ5階建てとなる見込みで、1―3階(3層)が売り場スペースとなる予定だ。高さは29bとなる計画。ほか、約3600台分の駐車場も整備される。

 順調なら、6月にも市が地区計画の都市計画を決定。以後、本組合を設立。土地区画整理法に基づく事業計画の提出、大規模小売店舗法による出店届け出等の法令手続き後、工事に着手する。
ksrogo