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建通新聞社
2023/05/19

【大阪】万博協会 落合P館と静けさの森整備を公告

 2025年日本国際博覧会協会は、落合陽一プロデューサー(P)のテーマ館「いのちを磨く」施設整備の総合評価落札方式一般競争入札と、静けさの森工区造園工事の一般競争入札を公告した。落合Pテーマ館は技術審査資料を6月9日まで受け付け、同月16日に入開札する。予定価格は11億8093万2000円。静けさの森工区は入札書を7月4日まで受け付け、翌5日に開札する。予定価格は15億2880万円。
 落合Pのテーマ館の延べ床面積は1526平方b。業務内容は実施設計・建設工事・工事監理・撤去工事各一式。前回の入札不調を受け、入札参加条件などを緩和し、予定価格も約5億円増額した。設計内容も大きく見直され、▽土工事(山留壁からオープンカットに)▽2階から屋上への階段(2カ所から1カ所に)▽内装・外構の仕上げ工事(磁器質タイルから塩ビタイル・アスファルトに)▽昇降機設備(撤去)▽排煙設備(機械から自然に)▽受変電容量(縮小)▽間仕切り壁(一部取り止め)―が変更された。
 11月15日までに実施設計、24年12月31日までに建設工事・工事監理を行い、25年10月中旬〜27年2月末に解体撤去する。
 静けさの森工区造園工事では、大屋根(リング)中央部のエリア約2・3fに高木、中木、下草を植栽し、森を演出。閉会後の移植などの他、建設工事(水景、舗装、排水、施設撤去など)も行う。工期は23年7月〜27年2月。