小松島市は、第4回まちづくり計画策定会議で「都市計画マスタープラン」と「立地適正化計画」を審議し、重点プロジェクトの設定や、地域別まちづくりの方針などを盛り込んだ計画を承認した。
重点プロジェクト(PJ)として、小松島港本港地区で世代間交流複合施設設置とステーションパークやみなと交流センターなどの再整備、市内北部と南部の新小学校再編事業、日峯大神広域公園(脇谷地区)改修、立江・櫛渕地区地域復興施設(道の駅)の新設を設定した。
小松島・南小松島・北小松島・千代地域では、新小松島小学校の新設や、本港地区の施設、日峯大神子広域公園(脇谷地区)整備と改修、千代小の跡地利用をPJに位置づけた。また小松島小(神田瀬町2ノ63)の跡地で、認定こども園と地域交流センターの複合施設を整備する。
坂野・和田島・新開地域では、津波や浸水などの対策として、810人以上の特定避難困難者を解消するため津波避難施設と雨水ポンプ場などの新設、耐震岸壁を強化する。また市南部の4小学校(立江、櫛渕、坂野、新開小学校)は現新開小学校跡地に統合する。新小松島南小学校の開校や、コンテナターミナルを活用した物流施設の立地など、工業の起点としての既存産業の活性化や企業誘致を図る。
立江・櫛渕地域は、徳島南部自動車道立江櫛渕インターチェンジ(IC)の整備に向けて、地域復興施設(道の駅)や道路休憩施設の整備など、地域の特性に合わせてまちづくりを進める。
市街化調整区域の小松島警察署西側周辺、小松島IC周辺、和田島町北部、坂野小周辺、立江駅周辺を、郊外拠点として位置付け、集落拠点として土地を活用する方針。
今後、策定会議の意見を基に5月末に案をまとめる。説明会や公聴会などを通して都市計画マスタープランを6月下旬、立地適正化計画を8月初旬に完成させる。
提供:建通新聞社