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　横浜市にぎわいスポーツ文化局は、歴史的建造物である旧第一銀行横浜支店の活用事業者の募集を12月にも開始する。選定した事業者と条件付き定期建物賃貸借契約を締結して、文化・芸術・観光の拠点施設やにぎわい創出の場として活用してもらう考えだ。６月26日の横浜ＰＰＰプラットフォーム（ＹＯＰＰ）２０２３年度第１回セミナーで公民グループ対話を実施した上で、募集方針を検討する。順調に行けば、24年夏ごろに事業者を決定し、25年春の運営開始を目指す。
　市は、飲食やギャラリー、ウエディングに活用するレンタルスペースなど歴史的意匠を生かした収益事業か、アート作品の販売や多目的ホール、ｅスポーツ拠点などの文化芸術観光に資する事業としての活用を想定。グループ対話では、▽施設活用の可能性や展開する事業の形態▽歴史的建造物を生かした活用アイデア▽事業採算性▽参画への課題―などの意見を求める。
　旧第一銀行横浜支店は、１９２９年に完成した。２００３年に移築復元し、市の歴史的建造物に認定。04〜20年までは文化芸術創造都市に取り組む団体の活動の場として活用した。
　21年度にもサウンディング調査を行い、22年度に事業者を募集したが、選定には至らなかった。今回、再公募を行うに当たり、ＹＯＰＰを活用してグループ対話を実施し、参加意欲のある事業者に意見を尋ねることとした。
　建物の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下２階地上３階建て延べ１９３４平方�b。
　所在地は中区本町６ノ50ノ１。

提供：建通新聞社