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　入間市は、国有地であるジョンソン基地跡地の入間市駅側（向陽台１−１６０−１）留保地の利活用について、土地利用計画策定を７月末ごろまでに委託する。２０２３年度予算に事業費１３２０万円を確保した。24年３月末までの委託を想定しており、計画の内容を今後の事業検討のたたき台として役立てていく見込み。
　駅前側と旧東町側の２区域から構成される同留保地のうち、駅前側約７・４haを利活用するもの。過年度から有識者による審議会が土地利用の在り方を協議してきた。審議会は、商業・ビジネス・文化交流などの機能と、地域住民の利便性やアクセス性向上を高いレベルで両立させたまちづくりを目指す方針を４月末にまとめ、市長に答申した。
　答申を受けて市は本年度、２本の事業計画策定に取り組む。１本は庁内で内容をまとめるもので、跡地利活用の方向性の大枠となる。８月にも計画案を公表する予定。２本目となる土地利用計画の内容は、庁内でまとめる計画をさらに具体化するもの。策定を民間事業者に委託して、23年度末までにまとめる。成果物は今後、留保地の所有者である国と事業方針を協議していく上で、指針として活用していく見通し。
　市がまとめる計画案策定は、市民からパブリックコメントを募る予定。結果を踏まえ秋ごろの計画策定を見込んでいる。