市原市は17日、DBO方式による「リサイクル施設整備・運営事業」に関する募集要項などを公表した。福増クリーンセンターの第一粗大ごみ処理施設および第二粗大ごみ処理施設の老朽化に伴い、マテリアルリサイクル推進施設を整備し、運営を行う。提案上限価格は147億790万円で、このうち運営業務に関する対価の提案上限価格は68億820万円。事業期間は、施設整備期間が2024年3月議会における議決日の翌日から28年11月30日までで、運営期間が27年2月1日から47年1月31日まで。
事業内容は、施設整備業務が▽プラント設備設計・建設工事▽建築物設計▽建築物建設工事▽解体工事――など。運営業務は▽施設運営管理▽資源物選別▽ストックヤード▽環境管理▽施設清掃▽維持管理▽情報管理▽防災管理――など。
運営業務に関しては、事業における運営業務の実施を目的に設置する特別目的会社と委託契約を結ぶ。
建設地は、福増124―2の福増クリーンセンター内。敷地面積は4万8408u。市街化調整区域に位置。
リサイクル施設の能力は42・2t/日(5時間稼働)。内訳は、燃やさないごみ・粗大ごみ処理設備26・3t/日(5時間稼働)、ペットボトル処理設備2・8t/日(5時間稼働)、びん処理設備9・5t/日(5時間稼働)、缶処理設備3・6t/日(5時間稼働)。ストックヤードの規模は1560u。
リサイクル施設は27年1月29日に引き渡しを受け、2月1日に稼働を開始。ストックヤードは28年9月29日に引き渡しを受け、10月2日に稼働を開始する。
今後は、31日まで募集要項などに関する質問書および意見書の提出を受け付け、6月21日に回答する。23日まで参加表明書および資格審査書類の提出を求め、7月5日に資格審査結果を通知する。5日に対面での対話における確認事項および募集要項などに関する質問書および意見書の提出を締め切り、31日に回答する。10日と11日に対面での対話を実施する。8月31日まで提案書類などの提出を受け付ける。10月に優先交渉権者などを選定し、11月の決定・公表を経て基本協定を締結する。24年1月に建設工事請負仮契約、同年3月に事業契約を締結する。建設工事は、議会承認後、本契約を結ぶ。