たつの子会(三種町鵜川字上谷地26−2、佐々木孝一理事長)は、三種たつのこ保育園建設の実施設計を渡辺佐文建築設計事務所に委託した。6月末までにまとめ、園舎の建設は7月中の発注を目指す。工事は指名競争で発注するが、等級などの要件を今後の理事会で決定する。同保育園は、鵜川保育園と浜口保育園を統合し、新園舎を八竜運動公園内(鵜川字西本田67ほか)に建設するもので、6年4月の開園を予定している。
建設する三種たつのこ保育園は木造平屋建てで、定員は80人。遊戯室、多目的室(子育て相談、会議室、ランチルーム、一時保育)、乳児室(0歳)、ほふく室(1歳)を各1室、2歳から5歳までの保育室を1室ずつ設けるほか、事務室、職員室などを整備する。延べ床面積は689.81uとしていたが、実施設計で変更となる見通し。
建設地は八竜運動公園内の八竜体育館と、敷地外にある八竜中学校の中間で、三種町の財産となっている。同町では、昨年度に都市公園区域の変更手続きと公園内にあったトイレなどの財産処分のほか、造成工事を実施しており、用地をたつの子会に無償貸与する。
また、保育園の建設費用に関し、町では国から交付される保育所等整備交付金のほか、合併特例債も活用し、補助金2億9,637万6,000円を確保。解体費の補助金については、6年度当初予算に計上する見通し。
現在の鵜川保育園(W1F824u、鵜川字上谷地26−2)は昭和52年、浜口保育園(W1F599u、浜田字福沢12−4)は昭和53年の建設で老朽化が進んでいるため、統合後は解体する。
提供:秋田建設工業新聞社